富有柿
岐阜県原産、完全甘柿の代表品種。市場の半数以上は富有柿!
形はふっくらと丸みがあり、果肉はやわらかくて、甘味が強いのが特徴。日持ちも良い。
富有柿の平均糖度は16度です。糖度が高い柿ですと19度ほどのなります。
『甘柿』と『渋柿』
どうして甘い柿と渋い柿があるの?
もともと柿は渋かった!甘柿は渋柿の中に登場したある種の突然変異です。
甘柿が出回るのは江戸時代の中頃・・・。それより前は柿といえば渋柿だったんです。。
栄養満点フルーツ 柿
ビタミンC、リコピン(カロテン)、ミネラル、食物繊維、カリウムなど・・・栄養たっぷりの果物『柿』。細菌に対する抵抗力をつけ、風邪の予防にもなります。柿はレモンの次にビタミンC豊富な果物(ミカンの2倍)、風邪予防に最適です。『柿が赤くなれば医者が青くなる』と言われる程、柿は栄養価が高い果物です。中でも、ビタミンAとCが豊富に含まれており、ビタミンCに関しては柿1個分でほぼ1日分の必要量がまかなえるのです。
(柿はレモンの次にビタミンC豊富な果物ミカンの2倍です)
また柿の渋みの素になるタンニンは、血圧を下げる働きがあるほか、二日酔いにも効果があるといわれています。
KAKI
柿は、学名でも『Diospyros KAKI』とされており、海外でも日本の果物として知られています。「Kaki」と品種の「fuyu – 富有」は世界でも通じる名称だそうです。
16世紀ごろ、柿は海を渡り、ヨーロッパへ。ヨーロッパの人達はゼリー状に」熟した柿が大好き!シャーベットにしたり、好みの大きさに切ってスプーンで食べる習慣が根付いている程です。
美味しい柿の見分け方
- 白い粉がふいているものは甘い。
(白い粉→柿の表面の白い粉は、ブルーム(果粉)といって糖分が乾燥した天然油脂成分。乾燥や病気を予防します。) - 色の濃いものが良い
- へたの近くの実が赤い
- へたと実の間に隙間がない
シオキチのこだわり
上記の美味しい柿の見分け方は勿論、シオキチが仕入れる富有柿にはこだわりがあります!富有柿の購入産地を限定しております。主に、本巣市、大野町です。富有柿は、九州より気温の高い地域では赤くならず、岐阜より気温の低い地域では渋が残るのが特徴です。
岐阜県 本巣市、大野町は岐阜県の栽培地の中では最北端で昼夜の気温の差が大きいので柿が甘くなるといわれています。上記に加え、生産者の栽培技術、そして柿畑の位置、味を確認して本当に美味しいと感じる柿のみを仕入れております。
補足
富有柿の由来
富有柿は岐阜県が発祥の地で、瑞穂市(旧、本巣郡)に富有柿の原木と記念碑が建っています。この発祥の地のすぐ西には根尾川という大きな川が流れており、その恵みで土壌は柿栽培に適した性質と肥沃さを持っております。